APOD: 2013 October 21 - Saturn from Above




2013年10月23日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。


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探査機カッシーニが捉えた土星の姿(写真はNASAより引用)

昨日と本日の夜明けは曇りでした。



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かつて誰も見たことがない、上から見た土星の姿。



この上から見た土星の写真も、このような姿になるであろうことは、たとえ実際に見えなくとも頭の中で思い

描くことはできる。



自分から見えない地点や視点を、想像力で補うことができるからなのだろう。



人類が持っている秀でた想像力や推理力、その力を良きことにも悪しきことにも利用してきた。



この力をどう使うか、視線が見つめる方向性と共に、自分とは異なる視点を吸収しやすい子供の柔軟さが

同じように必要不可欠なのかも知れない。



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土星の環は1000分の1ミリから数ミリというとても小さな氷の粒子から成り立っているそうです。



小学卒業時の記念文集に、好きな言葉として「ちりも積もれば山となる」と生意気なことを書いてしまいまし

たが、この美しい土星の環に接すると忘れかけていたこの言葉を思い出してしまいます。



 

2013年10月14日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した写真です。


(大きな画像)


本日14日のお月様と17時頃の光景です。


一年前に九州から母が来たとき、双眼鏡で木星の衛星たち(ガリレオ衛星)を見てもらったが、これらの配列が

裸眼でも見えていると言った。



83歳になる母の視力がどれほどのものなのか詳しくは知らないが、双眼鏡で確認できる衛星の配列が、何も

使わない裸眼で見えるとは信じられず耳を疑った。



ただ、中国の斉の天文学者・占星術師の甘徳が、ガリレオが望遠鏡で木星の衛星を見つける遥か2000年も

前(紀元前364年)に木星の傍らにこれらの星があることを記録していることを考えると、人類の歴史上、名は

知られていない沢山の人の目に見えていたのかも知れない。



月のクレーター、これも双眼鏡でないと確認できないが、木星の衛星と同じで、月にはでこぼこしたものがある

と見ていた人もいたのだろう。



科学の進歩により今まで見えなかった実体が明確にわれわれ人類に映し出されつつある一方、心はどう変化

しているのだろう。



今日は双眼鏡で月を見ながら、その光に吸い込まれてしまっていた。



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