2013年8月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
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おおぐま座にあるNGC3718(中央)とNGC3729(右)の銀河の姿です(写真はNASAより引用)。
この写真は、2013年デイヴィット・マーリン天体写真競技会で優勝作品として選ばれたものですが、深海に住む
生命の鼓動のように見えてしまいました。
中央の銀河NGC3718は地球から約5200万光年離れていますが、右の銀河NGC3729と重力による相互作用を
していると考えられています。
NGC3718の直ぐ上に見えるのがコンパクト銀河群HCG56で、地球から約4億光年離れており、たまたま同じ
方向に見えるだけで異なる位置にあります。
5200万年前というとヨーロッパ大陸がまだ小さな島々に分かれていた時代で、4億年前というと生物の大量絶滅
があった時期ですが、地球の近く(6000光年以内)で起きた超新星爆発の影響により大量絶滅が起こったとの
説があります。
そんな大昔の光が今、地球に届いていることを思うと、不思議な気持ちになります。
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