2012年2月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
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ベランダに置いてあるアロエが花を咲かせています。
私が小学生の頃、風邪とかで苦しんでいたとき、母はいつもアロエの葉を切り私の胸にのせていました。
そのアロエのひんやりとした感触が今でも残っています。
人によって違うかも知れませんが、昔の人は病院を嫌う人が多いと思いと思います。「自然のもので治す」
という意識が強いのでしょうか、現代人の私などには想像できない世界に生きています。
早期発見が重症化を抑えるように、現代医療が大切なことは当然ですが、併せて昔からの伝承を日々活
かすことも必要かも知れないと最近思い始めています。
私が大人になって最初に関心を抱いたのはアロマテラピーで、この分野の草分け的な文献「植物=芳香
療法」という文献からでした。この本を書いたのは先の大戦で従軍医師として多くの傷病兵を診てきたジ
ャン・バルネで、植物療法が治療に大きな成果を上げることを実証した方です。
現在アロマテラピーがどのような状況にあるのか全くわかりませんが、いろいろな文献が出され、様々な
講座、精油を使ったマッサージなどあるのを耳にしています。
ただ、どんな植物・精油を使うにしろ、その植物に対して感謝の気持ちを忘れてはいけないと最近感じて
います。インディアンに限らず世界の先住民も昔から薬草を使っていましたが、必ず採集する前にその
植物に対して許しと感謝の気持ちを表していました。
私はずっと前から加湿器や床の磨きに精油を使っているのですが、この気持ちが全くなかったように思い
ます。ただ自分の健康に一役買うとか、香りがいいとか、植物が自分に与えてくれた命のことを考えても
いませんでした。
植物にも芽から成長するまで、それぞれの歴史を生き抜いてきたのではないでしょうか。そのことを想像
すると、今までの植物に対する私の態度は間違っていたと思うのです。
(K.K)
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